銀行は雨が降った時に傘を貸さない。
そんな銀行で学んだ事
このフレーズは銀行を揶揄する際の常套句であります。
そんな銀行に私も11年程在籍しておりました。
そして銀行に在籍していてとても勉強になった事があります。
銀行は会社にお金を貸すのがメインです。
お金貸す審査は勿論大事なのですがそれと同じ位に大事な
仕事は貸したお金が返せなくなった時の対応です。
銀行という仕事はどんな業界にいるより資金繰りに
行き詰まる事例を見る事ができます。
そんな業界に身を置いていたので資金繰りで
行き詰まる残念な会社の事例は沢山見て参りました。
残念事例とはお金の上のシクジリや失敗です。
そんな残念な資金繰り習慣を幾つかご紹介します。
資金繰りのシクジリとは?
①スタートから絶好調で売上急増の会社
ブームに乗る、商品がヒット
メディアに大々的に取り上げられる
ただし山高ければ谷深しの格言の如く急激な規模拡大はホントに怖い。
銀行は業績の急激な伸びは危険と見る事があります。
②美人女性社員が多い
社長が女好きでである事が非常に多い。
社内に女性関係が派手さを持ち込むとまずロクな事はない。
盛者必衰の理
③黒字≒現金と勘違いしてしまっている。
計数他人任せの数字オンチ
仕事はメチャ忙しいのに儲けが無い
上記数字オンチ+α無駄が多いも非常に危ない。
悪くなった時何処をどう対処していいのかが判らなくなり
会社が迷走してしまいます。
④共用部分が乱雑
トイレ、休憩所、コピー機周辺
人は環境に支配される。環境の乱れ=人の乱れ
⑤売り物の商品の取り扱いが雑
ソモソモ商売のスタンスがなっていない!
⑥電話に出るのが遅いあるいは電話対応が悪い
上記⑥に同じ
⑦社長が業務時間中に何処にいるのか社員が知らない
少人数の中小企業としてはコミュニケーション上かなり問題ある。
概ねこの手の会社では社員が社長の陰口を叩くようになる。
➇期日や時間にルーズ
時は金なり!資金繰りにとって期限時間にルーズはかなりのマイナス
まとめ
ごくごくあたり前の常識をやる習慣。資金繰りとは習慣だ!
資金繰りの改善の秘訣は
ビジネスの成功事例から学ぶのではなく
残念なシクジリ習慣から学ぶに尽きます。
他人に振り見て我が振り直せ!
シクジリ習慣は真似しない!やらない!
簡単な事のように見えますが難易度高いのです。
参考記事
コチラのブログもどうぞ!