資本性ローンとは?
少し前の話になりますが飲食大手ワタミが
横浜銀行から資本性ローン30億調達
外食業として初。上場会社としても初になるとか。
コロナの影響で最近凄く注目されている
資本性ローンや劣後ローン。
横浜銀行は確か横浜の自動車部品メーカーに
2億円劣後ローンを出してましたね。
では資本性ローンや劣後ローンとは?
BSの図で簡単に説明するとこんな感じ
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負債と資本・利益の中間の立ち位置なります。
資本性ローンと言えば株式出資に近いですが
大きな違いは普通株式にあるような議決権がない事
その昔不良債債権処理の際大手銀行に資本注入された
公的資金に近いモノがあります。
資本性ローンのメリットと借入との違い
資本性ローンのメリットは上記の図にある通り
会社の自己資本に算入できるという事。
自己資本が大きい会社=良い会社ですから
会社の財務改善に非常にメリットがあります。
ではお金を調達するという点で
銀行借り入れとは何が違うのか?
幾つか上げてみると
- 銀行借り入れと違い元金返済が必要がない
- 利息支払いだけで良く株主に配当するのような感じ
- 元金の返済がない故
逆に一定期間返済不可の期間がある。株式でいえば安定株主 - 銀行の利息とは違い業績が良くなると支払い利息が高くなる。
逆に業績が悪くなると金利が下がる。
コレは好業績の会社が銀行から低金利で調達できるのとは真逆。
推察するに資本性(株式に近い)である為
好業績であれば高配当で低業績ならなば低配当
といった株式の配当に近い趣旨と思われる。 - 四半期毎の業績開示の義務
上場会社が株主向けに四半期毎に情報開示するのと同じ趣旨 - 業績が著しく低下した時は
経営改善指導を受け入れないといけない。
コレも株式出資にかなり近い。
政策金融公庫の資本性ローン
資本性ローンの一つの目安として政策金融公庫が実施している
資本性ローンが非常に参考になります。
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コロナを機の様々な資金調達の手法が出てきております。
この傾向はコレから更に加速するはず。
これから会社に求められる事とは?
これからの時代会社として求めれる重要な事は何か?
間違いなく
会社のタイムリーな情報開示と透明性
です。これについては会社の大小関係なくなりますね。
間違いなく。
自分の会社を事を対外的に数字で説明するという事
つまり企業のIR活動(会社広報)が
これからホント重要になってくると思います。
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