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【株式投資の話】テクニカル分析とは?ローソク足とは??

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【株式投資の話】テクニカル分析とは?ローソク足とは??

株価バブル崩壊後最高値

最近日経平均株価がバブル後最高値を付けたと賑やかしいですね。
本日の日経平均終値は33,753.33円

ニュース記事によればバブル崩壊の1990年(平成2年)3月以降
33年ぶりの高値水準とのこと


因みにバブルの最高値は平成元年1989年12月29日の
終値38,915.87円。取引中で最高値は同日38,957.44円

となっています。

当時私はまだ大学生でした。
大学生の就職活動ではバブル景気もあって証券・銀行が大人気
証券会社のボーナスは1回のボーナスで車(軽ではない)が買えるほどの
ボーナスが出ていました。ただ給料も上がってましたが不動産も高かった。
サラリーマンが一戸建を買える場所は都心からはるか遠い茨城県の牛久や
八王子の先の上野原やさらに奥の山梨の大月とか言われていた時代です。


今と類似する部分はありますが当時の方が圧倒的に日本全体が
バブル景気に浮かれていた感じがします。

株式投資セミナーが人気らしい

このような昨今の株価上昇の影響か?
最近は株式投資のセミナーが人気らしいです。

確かにバブル崩壊から金利は下がり続け今やほぼゼロ水準です。
株価はバブル崩壊後の水準に近いのに銀行金利は未だに雲泥の差ですね。

資産運用を考えればほぼゼロ金利の銀行に預けておくくらいなら
現状調子のよさそうな株式運用に投資というのも必然の流れですね。

株式投資とは?

株式投資とは上場している会社に投資をすると言う事です。


会社に投資ですからもしもその会社に何かあって
倒産してしまったら投資したお金はパー(ゼロ)になります。

逆に株式投資した会社が成長してくれれば配当という形で
株主に還元されますし、さらには株価が上昇して儲かります。

株式投資とは銀行預金とは違い常に投資のリスクが伴うものなのです。
リスクを伴う投資にはしっかりとした事前の分析が大事になります。

株式投資に必要な2つの分析手法

一定金額が保証される銀行預金とは違い
リスクを伴う株式投資には相応の知識が必要になります。

まず会社への投資ですから会社が公表している
業績の決算数値や今後の業績予想、その会社を取り巻く
経営環境等の分析が必要になります。

それらからその会社が今までどのような経営を
してきたのか?そして今後どのような経営を行って
将来性がある会社か?否かの分析を行います。

このような基本的な会社の分析を

ファンダメンタル分析

と言います。

この分析は銀行融資の際の企業分析と
似ている部分が大いにあります。

ただ株式投資する際には
このファンダメンタル分析だけでは足りません。

株価関係のニュースを見るとこのようなグラフ
を必ず見かけませんか?

株価の推移を表すものというのは理解できると
思うのですが株価の推移を表すだけなら普通の折れ線グラフで
よいのでは?と思いませんか?

聞いた事があるかもしれませんがこのグラフに出てくる
上下に線が付いた白や黒の長方形の枠の事を形が蝋燭に
似ていることから

ローソク足

といいます。

ローソク足の基本

ではこのローソク足にはどのような意味があるのでしょうか?


ローソク足とは1本で一定期間(日・週・月など)
始値(はじめね)、終値(おわりね)、高値、安値を表しています。


以下の図(手書きで申し訳ございません)で解説します。

まず左の白のローソク足です。

白枠は始値から終値が上昇している事を表します。
上下についている線はその日の最高値と最安値を表します。
上昇しているので「陽線」と言います。

次に右側のローソク線です。
黒塗になっているのは始値から終値が下落している事を表します。
上下についている線は上記陽線と同じ意味です。
下落しているので「陰線」と言います。

長方形の上下についている線を

ヒゲ

と言います。

あと始値と終値が同じ場合はどうなるか?と言えば
下記の通りとなります。これを同時線と言います。

分かりやすくするため具体的に以下のような
株価の値動きでローソク足を作成してみます。


始値:120円
下落↓:100円
上昇↑:140円
終値:130円

この事例の株価の動きをローソク足で
表すと以下のようになります。
始値より終値が上がっているので
白抜きの陽線となります。
↓↓

ローソク足からわかる事

ローソク足は1本で一定期間の
始値、終値、高値、安値が一目でわかるので


このローソク足の形やヒゲの長さ
その期間の株式の取引高を見ると
株式の値動きの傾向を掴む事が出来ます

値動きの傾向がつかめれば
株式の売り時や買い時がわかると言う事です。

ローソク足を時系列に並べたものを
チャート(罫線表とも言う)と言います。

このようば株価チャートの動きの分析を

テクニカル分析

と呼びます。


例えば上記の具体例でみると
陽線で下のヒゲが長いローソク足を

「下影陽線」(したかげようせん)または「下ヒゲ陽線」

と呼びます。

これは終値が始値を上回っているので基本
「買い」優勢である事を表しています。
特に過去の株価からみて安値圏であったり
ファンダメンタル分析の株価が割安の時に
このローソク足が出てきた時は今後さらに
買いが入る(株価上昇傾向)と見られます。



※これだけで株価の傾向を断定できるものではなく
その会社の業績や今後の業況といったファンダメンタルの
要因も加味して判断します。

株価の値動きは人の投資心理をよく表しています。
株価のテクニカル分析はある意味投資心理を
読み解く事にほかなりません。

株式投資ではファンダメンタル分析とテクニカル分析
両面のでのアプローチがとても重要です。
本日はテクニカル分析の基本部分のほんの触りを紹介しました。

今後会社の株価のテクニカル分析だけではなく
ファンダメンタル分析の基本でもある企業決算の
読み解き方もご紹介してい行きたいと思います。

是非今後の株式投資の勉強の一助にしていただければ
と思います。

不動産と資金繰り改善のヒント







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