創業融資の相談を伺う時
私はその方の勤め人の経験の有無を詳しくヒアリングします。
そしてそのヒアリングの中で必ず釘を刺すのはこの一言です。
勤め人が合わないと思っているなら社長さんもまず無理!
こんなキツイ事を言っているから創業融資のご相談は
年に1~2件位なのでしょうかね?
どうしてこんなキツイ事を言うのか?と言えば
私自身も勤め人から独立した人間なのでその経験と
今まで勤め人☞独立開業をした人がどんな風になったか?
を多数見てきた経験からです。
なぜ独立するのか?
勤め人辞めて独立する動機
勤め人辞めてどうして独立したいのか?
- 会社の上司と意見が合わない
- 会社が正当に評価してくれない
- 会社で自分の意見が通らない
- 杓子定規な会社組織には向かない!
そんな思いで自分は勤め人は向かない。
誰にも文句言われたくない!
だから独立して自力で仕事します!
こんな感じだとかなりキツイかも。
- 意見が合わない
- 評価してくれない
- 意見が通らない
- 杓子定規な決まりが嫌
確かにストレスです!特に会社の人間関係のストレスは。
人間関係のストレスは独立しても同じ
では独立したらあなたの事を
- お客さんが評価してくれるのか?
- お客さんと意見が合うのか?
- お客さんに自身の意見が通るのか?
- 杓子定規な決まりが無くなるのか?
私の経験ですがそんな事は全くなし!
意見や考えが噛み合わなかった以前の会社の上司や仲間が
単純にお客さんに変わっただけで以前居た会社の人間以上に
- 合わない!
- 評価されない!
- 受け入れられない!
- 理不尽なルールに縛られる
会社にいる時に以上に無理難題やらを要求される事は多々あります。
独立したらそれをすべて自分一人でショイ込まないといけません。
会社を辞めては初めて毎月の給料の有難さを知る
勤め人は会社組織に守られていて毎月給料を払って貰えますが
独立したらお客さんに買って貰ってお金を支払って貰わない事には
事業は立ちゆきません。
独立してまず最初に気付く事は
お給料が毎月振り込まれる事の有難さです!
なので会社という狭い会社組織の中ですら
- 自分の意見と上司の意見の擦り合わせできない。
- 自分を評価してもらえるように発信もできない。
- 自分の意見を通すように説得もできない。
このまま独立して間違いなく会社の上司よりも
はるかに話を聞いてくれないであろうお客さんに
自分のモノやサービスが売れるはずがない!!
それでやっていけるの?という理屈です。
この傾向はソコソコ能力が高くかつマイペースな人が陥りがちなんですね。
だから会社内での人間関係のコミュニケーションの苦手そうな方で
自分は勤め人は向かないと思っているような方には
大変不躾ながら
社長さんはまず無理よ!って釘を刺すようにしております。
独立開業の現実は甘くない!
世の中創業融資を売りにしている人は沢山いますが
勤め人が向かないから独立するは甘くないよ!
ってビシッ!と釘刺してくれる方はあんまりいないでしょうね。
これを独立したあとで痛感するよりも
最初に聞いて痛感しておく方が断然いいと思います。
コチラのブログも是非どうぞ!
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