■家族構成の記入欄
下の写真は
政策金融公庫の申し込み書の一部分
☟
今公庫利用しようとしている人
過去公庫を利用した人
そんな方は多分見た記憶が
あると思います。
申込書には上記のように
代表者の家族構成を記入する欄があります。
■審査が微妙な時の重要ポイント
ココの部分というのは実は融資審査が
微妙なラインの時に結構重要になるのです。
例えば
申込人 男性社長
配偶者の奥さんは旦那さんの仕事とは
関係ないところで働いている。
看護士さんとか
会社員とか
パートや派遣さん
みたいな感じで。
こういったケースの時
審査をする側ってどうみているか?
と言えば
もしその会社が厳しくなったとき
配偶者の奥さんが支えてくれるんだろうか?
または支えらるだろうか?
コレは逆のケースで申込人が
女性経営者で配偶者がいるケースも同じ事。
厳しくなった時
旦那さんが支えてくるのか?
と言う点です。
■使途・返済・担保以外の審査項目 どんな質問をしてくるのか?
融資審査のポイントは資金使途・返済収支・担保と
いわれますがこれらのポイントとは直接関係ない
夫婦の間で協力関係が築けているのは審査に於いて
有利に働く事は多いです。なので家族構成というのは
重要な審査の項目なのです。
では公庫の担当や銀行の担当が家族構成を見て
夫婦関係は円満ですかなんてドストレートな
質問はしてきません。ではどう聞くか?
今の会社の状況や今回の借り入れの事について
奥さん(旦那さん)は知ってますか?
あとは奥さん(旦那さん)はどんな仕事してるんですか?
とか。
場合によっては奥さんがどれ位収入取っているのか?
とかもヒアリングします。
たまに家族に知らせずに密かに借りときたい。
という人もいますがあまりお勧めできません。
■身近な人の協力とお返しする気概!
規模が小さい会社の融資審査では
この配偶者との関係は重要なポイントなのです。
(特に創業融資)
これは融資の申し込みに限った事でもなく
会社経営をするうえで配偶者や家族のいる
社長さんにとっては一番身近な家族の
協力というのは不可欠です。
私自身の経験からですが会社経営するというのは
大なり小なり家族に迷惑やら負担を掛ける時期が
必ずあります。
ただ負担迷惑はかけっぱなしにではNGですね。
どこかで必ずお返しする!
そんな気概は忘れないでくださいね。
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