お粗末な稟議書の特徴
その昔私がまだ銀行員時分のお話です
融資審査の稟議を回すと毎度言われていたこと
☟
入念な下調べに基づく分析ができていない稟議書ほど修飾語が多い!
例えば業績良好とか好調・・・
稟議ではあまり好ましくないとされています。
これは
売上:前期比+●●●万円 ●%増
営業利益:前期比+●●●万円 ●%増
で増収増益と書くのが正しい書き方
稟議書に社長の人物像より優先的に書くべき事
更に言うとその会社の社長さんの
人物像ついて言及する際には
社長の人物真面目で・・
なんて言うフレーズは
上席から最も突っ込みが入る文言
なんぼ真面目でいい人でも結果出せない社長さんは
アカンやろ!と突っ込まれる。
こんな感じで極論言えば融資の稟議は
その会社の現状とその根拠となる数字
そしてお金を貸したあとこの先
この会社がどうなるか?
それを具体的に数字で端的に示せ!
となる。
精神論不要の世界
融資稟議には精神論不要なのです。私情の介入はご法度。
故に可能な限り
修飾語を省き具体的な数字を書くのが原則です
修飾語では会社の実態は解からない!
ですから鋭意努力中とか真摯に取り組み中のような
余分な修飾語は省きなさい!が基本。
胡散臭い話の特徴とは?
ココで少し思い返してみてください。
お金貸して逃げられたり
売掛代金が焦げ付いた・・・
そんな経験したことある方なら
思い当たる節ありませんか?
話に確固たる具体性が無くて
綺麗事の修飾語が多かったような
記憶がありませんか?
超有名企業と大きな商談が
進んでいてそれが上手くいけば・・・の類
こういった事を吹聴するの方は
交流会なんか一度ポッキリ名刺交換を
しただけだったりします。
具体的に何処の誰とどの程度のどんな商売か?
なんて話ではまずないです。
基本人は不都合な事実は隠したり曖昧にして
自分の都合に合うように解釈して発信するもの
そんな時多用するのが
修飾語!
実面談して修飾語の多い話は
中身空っぽの事が多いですから
ホンマ要注意ですよ!
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