会社経営の事

目的は違っても中身は同じ

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目的は違っても中身は同じ

中身は同じです。


早いもので半期の9月も終盤
4月からの半期はコロナ一色でしたね。
5月あたりにはアルコール消毒液不足解消の為
厚労省がこんな見解を出しました。

飲用のアルコール度数が高い酒が消毒液の代替となり得る。

つまり飲用のアルコール度数が高いお酒が
消毒用にも使えますという事。

アルコール度数の高い酒と言えば
ウオッカや泡盛をすぐ思いつくけど値段が高くて
希釈しても相当にコストが高いような気がするが・・

私なら面倒でも手をしっかり洗う方を選択して
お酒は飲む為だけに使いますが・・・

いずれにしろ飲む目的と消毒目的
用途は違っても中身は同じでアルコールという事なんですね。

バランスシートの資金調達の部分を見てみる

ココで少し会社のバランスシートを考えてみます。
資金調達の種類を見るには
会社の貸借対照表を見るとよいです。

貸借対照表の形はこんな感じですね

右側の青い部分が資金調達の残高
更に資金調達の方法には2つに分類されます。

他人からお金を借りる方法

自前で調達する方法

更に他人からの調達はお金を返す期間によって
短い(流動)と長い(長期)に分類されます。


長い短いの期間の基準は
1年以内か1年超かで分類。

次に自前の調達の内訳は
株式で出資してもらうと商売の儲け

この調達の方法
他人からのお金の調達と決定的に違うのが

お金を返す必要が無い事です。

ココで問題!


Q:会社の資金繰り上好ましい資金調達は
何処の部分を増やすのが良いのか?

A:出資と儲けの割合を増やす事ですね。

資金繰り上好ましいのは全体の資金調達の内
出資額と儲けの額の割合を増やす事 ですね。


この割合の事を財務用語で

自己資本比率

と言います。

自己資本比率が高い会社=いい会社

というわけ。

ではココの比率を増やすにはどうする?
出資してもらう?儲けを出す?

今のご時世なかなか厳しいです。
しかしココでチョイ注目 すべき点アリ!

自己資本比率のアップに効果的な意外なモノ

他人からの借り入れに注目!


社長さん会社を起業したての時
まだ商売が軌道に乗る前

  • 決まった役員報酬を毎月キチンと受け取りましたか?
  • 自分のお財布のお金で支払いの立て替え払いをしたことありませんか?

役員報酬を受け取れない時期があったり
社長自身でお金を工面して立て替え払いしたり

そんな苦労した経験があるのでは?

こういったお金は会社が社長さんから会社がお金を借りている
という形で負債部分に計上されています。

目的は違っても中身は実質同じ

中小企業の株式の持ち主は
100%社長さんであるケースがほとんど。

なので会社の社長からの借り入れは
負債というより実質的には資本に近い!

という考え方もできます。

冒頭の厚労省のアルコール度数の高いお酒を
消毒用に転用可の如く


銀行が会社を見るとき社長さんからの借り入れは


調達の用途は違うけど負債じゃなくて資本

と見做してもいいのではないか?
というケースよくあります。

自分の会社の状況を見るとき
単純に出てきた数字を眺めるだけでなくて

その実質的な意味を
よく解釈しておく事が凄く大事です。

 実質的な中身を自分から説明する事で
銀行側のその社長に対する信用度が俄然変わってきますからね。


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