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決算書の見方には作法がある

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決算書の見方には作法がある

決算書を見る順番には作法がある?

皆さん決算書を見る時どんな順番で見ますか?

完成した決算書をめくって

売上

当期利益

こんな順番でしょうか?決算書の見方について
厳格なルールがあるわけなく基本自由なのですが
私のお勧めする決算書の見方の順番をご紹介します。

まず何処から見るのか?

決算書を開くとまずあるのがBS・貸借対照表です。

まず最初にあるわけなのでまずココから見るのがお勧めです。
BSを眺めてまず見るのはココ

赤い枠の部分

この期に利益がどの程度出たのか?あるいは損が出たのか?
今までどれ位の利益(あるいは損)の積み重ねがあるのか?

この確認ですね。

次にコチラ同じく赤い部分

資産の状況の確認

資産の状況で注意すべき点はとは?

前とか仮の付く勘定科目をチェック。

現金残高(預金ではない)も要注意。残高があれば良しではなくて
商売に応じた残高があるのか?現金商売でもないのに現金が多いのは
要改善のシグナルです。

繰延資産や投資関係も要チェック。
長年にわたり放置されている勘定かも。

ついでに資産の残高とその内訳内容も良く確認しましょう。
棚卸し作業をしっかりやっている会社さんならその重要性を
理解できると思います。

次にコチラの赤い部分

お金をどんな感じで調達しているのか?

未払金や社長からの借り入れ金
ここでも仮や前の付く勘定科目は見るべきポイント。
特に前受金や仮受金と現金のバランスはよく見て下さい。

BSをこの順番で見たら現状の会社の
資金繰り状況は大凡掴めます。

コレを見た後にページをめくると
損益計算書・PLが出てきます。

BSを見たあとにPL・損益計算書を見ると良い

見るべきポイントは総売上から

スタートして上から順番に

赤い部分

同じ利益でも5種類ある!

赤丸印の5種類の利益

何処の段階でどんな感じで利益を出しているのか?の確認。

ココを確認すると利益の要因がわかる。

売上が少ないのか?

それとも無駄な原価や経費が多いのか?
はたまた今期だけの特殊要因があるのか?

が大凡見えてくる。

原価明細があればその後原価の内容も確認。

決算書を時系列でみるとお金の流れが良く解かる

そしてその次に前期の決算書更に前々期の決算書

と各勘定科目を時系列で比較して数字の整合性や
要因を確認すると会社のお金の流れはホボ掴めます。

ポイントは勘定科目残高を時系列で比較する事。

私の決算書の見方の作法

まず

BS・貸借対照表を見る事

そこをまず見て次にPL・損益計算書と言う流れです。

お金の流れを見るのにPL・損益計算書だけでは絶対に足りません!

BS脳的決算書の見方を是非試してみて下さいね。

ご参考ブログ

これからはBS脳で経営

コチラのブログも是非どうぞ!
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